既存のブラインドは、大掛かりな配線工事を行わなくても後付けで自動制御化することが可能です。本記事では、オフィスや商業施設に導入する際の手法や、自動化によって得られるメリット、注意点を解説します。
既存のブラインドを電動タイプに交換する場合、充電式を選ぶことで大規模な配線工事が不要になります。ブラインド本体は交換になりますが、既存の窓や壁の設備をそのまま活かし、配線工事なしで導入できるのが特徴です。
コンセントがない窓まわりにも設置しやすいため、リフォームやリノベーション時の後付けに適しています。配線がないため見た目もスッキリと仕上がります。
ただし、定期的な充電作業が必要となる点や、高温になる場所では使用できない点には注意が必要です。
既存のブラインドの操作ポールに専用のIoTデバイスを取り付けるだけで、簡単に自動化できる製品もあります。ポール付き横型ブラインドにデバイスを設置し、ソーラーパネルで給電しながら駆動させることができます。
既存のブラインド本体を交換する必要がないため、低コストで自動制御を導入できます。スマートフォンアプリやリモコンを使って、設定した角度に自動で調整することが可能です。
窓の外側に設置する外付けブラインドも、既存の建物に後付けすることが可能です。室外で日射を遮断するため、室内の業務や営業を止めずに導入できる利点があります。ワイヤレスコントローラーを使用することで、煩雑な電気工事を最低限の電源供給に留めることができます。
太陽の位置や天候に合わせてスラットの角度を自動調整するシステムと連携し、快適な室内環境を構築します。
既存のブラインドを活用したり、ワイヤレス制御を導入したりすることで、大規模な工事を避けられます。オフィスや施設の営業・執務を止めずに短工期でスマートビル化を進めることが可能です。
特にIoTデバイスの後付けや充電式製品は配線工事が不要であり、導入コストを大幅に抑えることができます。手軽に高度な自動制御システムを構築できるのが大きなメリットです。
自動制御を導入すると、複数のブラインドをスマートフォンやリモコンで一括操作できるようになります。タイマー機能を設定すると、時間に合わせて自動で開閉できるため、職員がこまめに操作する手間を省くことが可能です。
また、太陽追尾システムと連動させることで、天候や日射に応じて適した状態を維持でき、大空間でも業務効率化と快適な環境維持を両立します。
既存の設備を活かしてIoTデバイスを取り付ける方法は、廃棄物を減らし既存資源を有効活用することにつながります。外付けブラインドなどで日射熱を室外で効果的に遮断することで、冷房の消費電力が削減可能です。
また、自然の採光や通風を自動制御で取り入れると、建物全体の空調効率が向上。これらの省エネルギー化への取り組みは、施設のSDGsやZEB化の推進に貢献します。
配線工事不要の充電式ブラインドやIoTデバイスは手軽に導入できる反面、定期的な充電が必要です。導入台数が多い施設では、すべてのバッテリー残量を管理し、個別に充電する手間が発生します。一部の製品ではソーラーパネルを併用して給電できますが、日当たりの悪い窓や窓枠の形状によっては発電効率が落ちるため、設置環境に応じた対策が求められます。
自動制御ブラインドを導入する際は、設置場所の条件に注意が必要です。高温になる場所では充電式製品が使用できないケースがあります。また、高層建築物や商業施設など不特定多数の人が出入りする場所では、消防法により防炎性能を持つ製品の設置が義務付けられているため、基準をクリアしたブラインドを選ぶ必要があります。
屋外に設置する外付けブラインドの場合は、埃や風の影響に耐えられる防塵・防滴性能や高い耐久性が求められます。商業施設や病院などでは、過酷な設置条件でも動作する信頼性の高いモーターを選ぶことが重要です。
既存のブラインドは、充電式の電動ブラインドへの交換や、既存の操作ポールへのIoTデバイスの取り付けなどにより、配線工事なしで後付け自動制御化が可能です。窓の外に設置する外付けブラインドも後付けでき、室内の業務を止めずに日射遮蔽と省エネを実現します。
タイマー一括管理による業務効率化や省エネ化のメリットがある一方で、バッテリー管理の手間や設置環境には注意が必要です。
階層・構造や人の出入りの多さなど、図面を引く建物によって適切な自動制御ブラインドは変わってきます。ここではオフィスビル・商業施設・戸建ての3つにわけ、それぞれにおすすめの取扱メーカーをピックアップしました。ぜひ導入の参考にしてください。

高い日射遮蔽効果を持つダブルスキン仕様のブラインドと、自然光を室内照明として取り込める自動制御システムにより、ZEBの日射遮蔽領域で高い効果を発揮。
オフィスビルの企業誘致で重要な、WELL認証の光環境項目をクリアしつつ、高い制御性能による加点も見込めます。

複合施設の大開口窓・天井部など、テーマ性のある特殊な構造にも対応できるシステムを完備。テナント入替後の設定変更も容易です。
また酸化チタンコート仕様のスラットなど、ホコリや雑菌がつきにくい製品を展開しており、人の出入りが多い商業施設において清潔さを保つことができます。

スマートフォンからブラインドの開閉操作ができるシステムを展開。ブラインドをIoT化することで、居住者の負担を軽減しつつZEH実現に向けた省エネが可能。
また、多彩なカラーやミリ単位でオーダーできるロールスクリーンにより、住宅コンセプトに合ったデザインを叶えられます。